2025年02月26日

小学校でのタブレットの実態調査を実施しました。

タブレットを毎日持ち帰る子どもたちの状況を確認するために、区民の方々を対象に

アンケートを実施しました。

 

様々な区内小学校の保護者の方約200件の回答を頂きました。

ご協力頂いた皆さまありがとうございました。

頂いたアンケートの数値結果はこちらをご覧ください。

タブレットアンケート結果

 

また、自由記載欄にはたくさんのご意見と改善を求める声を頂きました

特に低学年で家庭で使用しないタブレットの毎日持ち帰りへの疑問の声や子どもへの負担を心配する声は多かったです。

学校や担任ごとに運用にばらつきがあり、特に低学年の持ち帰りや充電・保管ルール、セキュリティ対策についても具体的な改善提案を頂きました。

 

〈自由記載欄のまとめ〉

1. タブレットの使用頻度・授業活用に関する意見
• 教師によって使用頻度や宿題の出し方が異なり、クラスごとに大きな差がある。
• 授業ではあまり使用しておらず、主に連絡帳代わりに使われている。
• 高学年ではプレゼンやスライド作成など活用されているが、低学年では使用頻度が低い。
• もっと授業で有効活用してほしい(英語のリスニング、動画活用、プログラミングなど)。

2. 毎日の持ち運びに関する負担
• タブレットが重く、特に低学年の子どもには負担が大きい。
• 持ち物が増えてランドセルがパンパンで、健康面(脊柱側弯・転倒リスク)が心配。
• 学校での保管や、必要な時だけ持ち帰る形にしてほしい。
• 充電のためだけに持ち帰っているように感じる。

3. 連絡手段としての活用
• クラスルームで宿題や持ち物の確認ができるのは便利。
• 連絡帳と併用している家庭も多いが、タブレットがないと困る家庭もある。
• クラスルームの内容を親のスマホでも確認できるようにしてほしい。

4. タブレットの管理・制約の問題
• QRコードの管理が難しく、顔認証でログインできるようにしてほしい。
• イヤホンがすぐ壊れるなど、付属品の維持管理が大変。
• YouTubeが自由に見られるため、視聴制限をかけてほしい。
• 学校や学童(あいキッズ)でのWi-Fi環境に差があり、場所によってはつながらない。

5. 宿題・学習方法の変化に対する意見
• 漢字や計算ドリルなど、紙でやるべき学習は残してほしい

• 紙のテスト勉強がやりにくく、すべてタブレットで完結するのは困る。
• 自由研究や発表資料の作成など、タブレットを活用する宿題が増えている。
• 低学年はまだ字を書くことが大事なので、タブレットの導入は慎重に進めてほしい。

•紙とタブレットの学習効果の違いを検証してほしい

6. 不登校・オンライン学習の可能性
• タブレットがあることで、不登校の子が授業に参加できるメリットがある。
• 週3回のオンライン学習など、新しい学習スタイルを取り入れてほしい。
• 不登校の子にも学校に行きたくなる仕組みづくりを求める声がある。

7. その他の提案・要望
• もっとゲーム感覚で学べる教材を増やしてほしい。
• 学校でのタブレット活用の方針を保護者にも明確にしてほしい。
• ITリテラシー教育をしっかりしてほしい(個人情報管理、投稿時のリスクなど)。
• タブレットの機種を軽量なものにしてほしい。

 

保護者の皆さんからは「子どもの体への負担を減らしつつ、授業や連絡の利便性を高める環境づくり」を強く望んでいることが分かります。

 

3月の議会では回答頂いた内容をもとに板橋区にしっかり改善提案をしていきます。

 

ご協力頂いた皆さまありがとうございました!!