2024年01月29日

三鷹市へ朝の校庭開放事業の視察へ伺いました。

1月中旬に、三鷹市へ校庭開放事業の視察へ伺いました。この事業に関心を持った理由は2つです。
・子どもたちの朝の居場所が必要なのでは
・ボール遊びができる機会を増やしたい

板橋区の認可保育園の開所時間は朝7時の園が大半です。

公立園37園は7時15分からです。幼稚園でも7時30分から預かり保育をしている園もあります。

小学校に上がると、学校によって前後しますが、8時20分から朝の会が始まる学校が多いです。
そうなると、約1時間は、家で登校可能な時間まで待つ、もしくは、保護者の方が出勤時間を遅くする
という二択になるのではと推測されます。

ファミサポさんも9時からなので利用をすることが出来ません。

我が家の長男は小学1年生ですが、鍵を渡して私が先に出勤することは中々想像し難いです。

実際に、区民の方にお話を伺うと、

・出勤時間を1時間遅らせてもらって調整している。

・子どもには、玄関先で時間まで待っていてもらっている。

・校門の前で早く待ちすぎて、先生に怒られてしまった。

など、大変な朝の様子が伝わってきました。

 

三鷹市では、全小学校15校で11月から朝7時30分から8時15分まで校庭開放を実施しています。

目的は、「始業前の子どもの居場所づくりと身体を動かす環境づくり」

驚くべきはそのスピード感!令和5年6月の議会で3人の議員から一般質問があり、その後市

長の強い意向により11月実施が実現したそうです。

運営は、シルバー人材センターの方に委託されています。各学校二人体制で1時間30分勤務です。

雨天時は、体育館、学校の動線によっては昇降口で待機の運用とのこと。

期待していた、ボール遊びについては、一部学校を除いては行えていないということでした。
しかし、校庭で思いっきり走ったり、縄跳びなどを楽しむ子どもたちで毎日盛況とのことでした。

まだ1年目なので、だんだんと学校からの理解も得つつ、遊びの選択肢は増やせるのでは、という担当者からのお話もありました。

板橋区でのニーズの調査も含めて、引き続き保護者の皆さんと意見交換をしていきたいです。ぜひお気軽にご連絡ください。ちなみに、板橋区では、保育園の早朝枠を使用している人数も「区立保育園」しか把握が出来ていない状態です。

まずが、私立園や幼稚園含め、どれだけの方達が早朝枠を利用しているかを調査することから提案していきます。