2025年11月18日

【徳島県美波町の「デュアルスクール」に視察へ伺いました】

文教児童委員会の有志メンバーで、四国に視察へ伺いました。


はじめに訪れたのは、徳島県美波町。
「デュアルスクール」の取り組みについて、コーディネート事業を担う株式会社あわえさんの本社でお話を伺いました。

https://www.awae.co.jp/dualschool

自然豊かな場所で「子どもとプチ移住してみたいけど、学校があるしな…」
と思ったことはありませんか?

美波町は、サテライトオフィス誘致など、リモートワークを活かしたまちづくりが進む地域。
そんな町で生まれたのが、親子で「二拠点居住」と「地域での学び」を実現する仕組みです。

 

「デュアルスクール」は、徳島県が県事業として行っている制度で、
都市に住む小中学生が住民票を移さずに、一定期間(最短2週間)県内の学校に通うことができます。
現行制度の「区域外就学制度」を活用し、都市部と地方の学校を行き来できるのが特徴です。

https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kyoiku/gakkokyoiku/2016080900084/

 

利用者には、
・移住を検討していて、子どもが移住先の学校に馴染めるか試したい方
・都会で暮らす子どもたちに、自然の中でのびのび学ぶ時間を経験させたい方
・子育てや介護のため、短期間だけ徳島の実家に帰省する方
など、さまざまなケースがあるそうです。

受け入れ先の学校には、県が配置する「デュアルスクール派遣講師」がいて、
学習の違いをサポートしたり、元の学校との連携を取ったりと、きめ細やかな支援体制が整っています。
また、お試し移住住宅を活用すれば、親子で2週間から地域に滞在することも可能です。

 

現在は徳島県内11自治体・26校が受け入れを行い、これまでに59件の実績。
この取組は、全国知事会「先進政策大賞」も受賞しており、全国から注目されています✨

 

視察では、実際に神戸から日和佐小学校に通うご家族のお話も伺いました。
海の見える小学校で、地元の子どもたちと学びながら、畑や田んぼの手伝い、山の仕事にも挑戦しているそうです。

保護者の方は、
「都会での生活が全てではないと感じてほしい」
「違う価値観に触れて、視野を広げてもらいたい」
と話されていました。

実際にデュアルスクールをきっかけに移住されたご家族もあり、
約6割が今も地域とのつながりを持ち続けているそうです。

デュアルスクールではないですが、我が家も2024年の冬に保育園留学で山形県を1週間経験してきました。

子どもたちにとっては雪国の生活が毎日新鮮だったようで、今でも、あの先生元気かな、また⚪︎⚪︎保育園行きたいなと話す時があります。

こうやって心の故郷が子どもたちに出来ることも良い機会だと思っています。

 

地方の学校は新しい子どもを迎えて活気づき、
都会の子どもたちは“もう一つの居場所”を見つける。
まさに「学校が地域とつながる、新しい学びのかたち」だと感じました。

 

板橋区でも、都市と地域をつなぐ“デュアルスクール型”の学びができたら。
例えば、学校ごとに姉妹校を作り、子どもたちが行き来したり、
Zoomでつないで互いの学校や地域を紹介し合うなど、
少しずつ子どもたちの価値観を広げる取り組みができるのではないかと感じました。

区域を超えた学び、地域を行き来する関係の中で、
子どもたちが自分の世界を広げていけるように。
そんな未来を思い描きながら、美波町を後にしました。

ご説明いただいた株式会社あわえの皆さま、
お話を伺ったAさん、ありがとうございました!

 

次の視察先の報告に続きます、、