11月15日、文教児童委員会所属議員として、板橋第五中学校の創立70周年式典に参加してきました。

板五中は戦後間もなく創立された歴史ある学校で、ピーク時には1000人を超える生徒が通っていたそうです。
しかし、少子化の影響を大きく受け、平成29年には在校生数100人、卒業生17人という厳しい状況になりました。
この危機に対し、平成29年から学校改革に本格的に取り組んだのが、現在も校長を務める太田校長先生です。
◆ 自分で考え、選び、行動する学校へ
板五中の教育目標は、
「夢や目標を持ち、多様性を尊重し、主体的に行動できる生徒の育成」。
(学校HPより引用)
この理念を体現する象徴的な取り組みが、
・校則なし
・標準服なし
という方針です。
「自由にしていい」ではなく、
「自分で考え、その場にふさわしい行動を選ぶ」ことを求める学校づくりが進められてきました。
以前視察した際も、服装は自由でありながら、生徒たちは他者を尊重しつつ、
落ち着いて過ごしている姿がとても印象的でした。
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先生方との距離も近く、教師は「指導する立場」というよりサポーターとして関わっています。
宿題もなく、生徒は「夢ノート」を使いながら、自分に必要な学びを自分のペースで進めています。
また、教室に行きづらい生徒のための別室「ごっちゃんルーム」も早くから設置され、
多様な学びを受け止める環境づくりが進んできました。
◆ 地域と学校が共に育つ関係
板五中の特長として、地域との結びつきの強さがあります。
周年に合わせて地域から半纏が贈られたり、
担ぎ手がいなくなった神輿を学校が譲り受けて行事に活用するなど、
学校と地域が共に子どもたちを育てていることを感じました。
◆ 式典を通して感じたこと
式典当日、生徒たちは制服でも私服でも自由。
しかし、服装が揃っていなくても、式典の雰囲気はとても引き締まっていました。

校長先生の式辞を真剣に聞き、うなずきながら表情豊かに参加する生徒たちの姿から、
学校への信頼と、一人ひとりの主体的な姿勢が強く伝わってきました。
「標準服をなくしたら式典はどうなるのか?」
そんな疑問を耳にすることがありますが、
今日の式典を見て、
“心の指針があれば、服装は関係ない”
と改めて感じました。
◆ 生徒数が再び増加へ
学校改革の取り組みや校風に魅力を感じ、
小学校時代に学校外の学びをしていた生徒も多く入学してきているそうです。
実際、生徒数は増えており、
来年度は200名を超える見込みだと伺いました。
選ばれなかった学校から、選ばれる学校へ
太田校長先生、そして教職員の皆さまが、
日々生徒に伴走し、一人ひとりの意見を尊重しながら教育を進めている成果だと思います。
これからも板五中の教育活動を心から応援しています。
素晴らしい式典に参加させていただきありがとうございました!
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