先週末は、立教大学池袋キャンパスで開催された、第32回子どもの権利フォーラムに参加しました。両日ともたくさんの参加者で熱気に溢れていました。子どもたちの参加も多くみられましたし、スタッフとして中高生が関わっていました。
https://www.savechildren.or.jp/tokyo-crc-forum/
「子どもの権利」みなさんはご存知でしょうか?豊島区の令和5年度の中高生への調査では、子どもの権利について「知らない、わからない」と答えた方は9割とのこと。
まだまだ認知が進んでいない状況です。
1日目は全体会、2日目は分科会が開催されました。全体会の内容は主催側が用意してくださったグラレコご参照ください。
分科会はとっても悩んだ末に、
①午前 一般社団法人TOKYO PLAYさんの「意見表明の土台は、遊ぶ権利の保障から」
②午後 公益財団法人セーブ・ザ・チルドレンさんの「学校で子どもの権利を大切にすること」
を受講しました。
①は、遊ぶことについて考えるワークでした。「遊ぶこと」。実は今とっても貴重になっています。
高齢化でどんどん子どもの声はマイノリティになっていくので、大人が意識しないと、簡単に子どもの遊ぶ機会は減っていってしまいます。
今は、インターネットで調べると、やる前から全てわかる時代
調べる前から面白そうだからやってみよう!、と思うことは貴重です。
「遊びのレンズをかけてみる」という話がとても印象に残りました。
日々の時間に追われて生活していると、「生活のレンズ」「母親のレンズ」などで子どもをみることが多く、ついつい注意したりせかしたりしがちです。
そこで、意識して「遊びのレンズ」をかけてみることで、同じ行動でも違った見方になります。
例えば、昨日、娘が手を洗いにいったはずの洗面台で水遊びをしていました。
生活のレンズでみると「水がもったいないー洗面所が濡れて汚れる、服も濡れるからやめて〜」
になります。
遊びのレンズでみると「水、チャプチャプ気持ちいいよね。いっぱい貯めたね、コップですくって、水ジャバーってするの楽しいよね!!」
と思えるかも。
毎日そこまで心の余裕を持つことは、難しいけど
「気持ちはわかる、やりたかったんだよね。」
と目の前のあなたは何がしたかったんだろう?と思いを巡らせることは大切。
ということ。これから少しずつ意識してみたいと思います。
②では、子どもの権利について知ることから。まずは条文を読んで、自分の気にいった条文でブレスレット作りをしました。私は31条を選びました。
https://www.savechildren.or.jp/tokyo-crc-forum/overview/
その後は、話やすい人、環境でどんなだろう?学校だと?というテーマでグループワーク。
1対1で話ができる場所、室内色や、リラックスグッズがあったり、環境も大切という話もありました。
スクールカウンセラーに相談したいけど、担任に相談内容が伝わってしまいそうで嫌だ。
相談者が誰まで相談内容を伝えて良いかも決めたい。
という話もありました。
2日間とても有意義な時間でした。
子どもの権利について、板橋区内でも理解が広がるように、私も動いていきたいと思います。
企画頂いた皆様ありがとうございました!
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