2024年05月09日

公園でのボール遊びについて、船橋市に視察へ。

昨日は、公園でのボール遊び事業に取り組んでいる船橋市へ伺いました。

船橋市では、2014年に市長と中学生が意見交換を行う「こども未来会議室」で、
「ボール遊びができる公園をつくる」という提案を受けたことをきっかけにして、

ボール遊び事業に取り組んでいます。

2016年に5ヶ所の公園で試験的な実施を開始し、近隣住民や町会へのヒアリングや調整を経て、
現在は船橋市内の33公園でボール遊びをすることが出来ます。

試験実施の時には、市で委託費を出して、放課後に見守りの人がいて、そこでボールの貸し出しやルールの説明などを行なっていたそうです。今は見守りはなしです。

26中学校区のうち、23中学校区にはすでに実現できていて、全ての学区で1ヶ所以上指定できることが目標とのことです。

この取り組みで素晴らしいな、と思うのが、こどもたちにもルールを守って遊ぶことの大切さを伝えていることです。
やりたいことだけでなく、それを可能にするためには、周りへの配慮が必要であることをパンフレットにも記載をしています。

ボール遊びと言っても、様々なものが該当します。

船橋市のボール遊びができる公園では、野球の硬式球は、全ての公園で禁止されています。
軟式球でのキャッチボールやサッカーは指定されている公園全てで行うことが出来ます。
バッドやラケットの使用については、公園ごとに個別に定められています。

公園ごとに看板が設置されていて、可能なエリア、何ができるかも明確になっていて、子ども達も理解がしやすいと思いました。

 

防球ネットの設置がない場所でも、キャッチボールやサッカーは行うことが出来ます。

これから板橋区でも、公園でボール遊びについてヒアリングが始まる予定です。
今回視察で学んだことを、板橋区の公園でのボール遊び実現に向けて活かしていきます。

 

余談ですが、新卒時代に船橋エリアで住宅営業をしていたので、懐かしく感じました。
(やけに地名に詳しいので、ご説明してくださった職員さんも驚いていました笑)
船橋市民にはお馴染みのピーターパンでパンを買って帰ってきました!