GW明けの初めての視察は、川崎市へ伺いました。
川崎市では、プロボノ(仕事の経験やスキルを活用したボランティア活動)ワーカーの方と、地域活動をされている団体との人材マッチングを行う、「川崎プロボノ部」
を2017年から運営しています。
https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000140867.html
こういったマッチング組織があるのがまずは素晴らしいなと感じました。
ワーカーさんは、IT企業で働く入社3年目の方から、アクティブシニアの方まで
年齢や得意なことも様々な方々が登録されています。
登録理由も「地域とのつながりを作りたい」「自分の得意を仕事以外でどれだけ活かせるのか試したい」など様々とのこと。
(川崎市資料の抜粋)
板橋区では、ボランティアセンターでのボランティア募集はありますが、町会・自治会への支援は行なっていません。
川崎市にもボランティアセンターはありますが、個人としての参加でハードルが高かったり、地域人材として実践的に活動することが難しいという課題もあったそうです。
川崎プロボノ部では、町会・自治会への支援を以前から実施する中で、共通の課題として
・担い手不足
・担い手の高齢化
が出ていたそうです。(これは板橋区も同じですね。)
情報発信の課題を解決するために、昨年度に「公式LINEアカウント活用講座」を実施しています。
https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/250/0000154081.html
講座には、40町会が参加し、そのうち6町会がトライアルも含め今年度から公式LINEの運用を始めるそうです。
私がこの活動に興味を持ったきっかけは、3月に実施された板橋区総合防災訓練の情報を全く知らなかったママ友が複数いたためです。
町会の情報周知は、いまだに、掲示板や回覧板が中心です。
私も議員になる前には、掲示板を見る習慣もなかったです。
LINEで町会のイベント案内がきたらとても助かるなと思っています。
一方で公式LINEの立ち上げは、ハードルが高く町会役員の方の中には、LINEに慣れていない層も多いそうです。
市から委託された組織が伴走してもらえるのはとても心強い取り組みだと感じました。
今年度も継続して講座を実施するそうです。
(川崎市資料抜粋)
https://www.city.kawasaki.jp/250/cmsfiles/contents/0000165/165921/probonokouza.pdf
板橋区でも活かせることを多く学ぶことが出来ました。
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