5月30日(金)に、所属している、親子子育て応援ラボ主催で、熊本市の慈恵病院を訪問し、日本で初めて設置された「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」についてお話を伺いました。
(品川区議の方々との合同視察でした)
経済的・社会的な事情から子どもを育てられず、匿名で赤ちゃんを預ける選択をするお母さんたち。
2007年に開設されたこのゆりかごは、そうした命を守る最後の砦として機能しています。
預け入れがあると、複数の看護師が対応し、必要に応じて産後の医療的ケアも行うなど、お母さんの体と心のケアにも力を入れています。交通費の支援なども含めて、「命を預かる」という覚悟と寄り添う姿勢に胸を打たれました。
赤ちゃんの命を守るだけではなく、「お母さん自身の人生を立て直してほしい、幸せになってほしい」という想いが、病院の皆さんの根底に流れています。
13歳で出産した少女への寄り添いのエピソードも伺い、「産んだことは誇りだよ」と伝えられた彼女が、1年後には笑顔で自信をもって暮らしていたという話が印象的でした。
赤ちゃんの命も、お母さんの命も助けたい。
本当に、赤ちゃんを身ごもった後も孤独な中、妊産婦期を過ごし、出産。
別れがたいけど、自分では育てられない。
赤ちゃんには幸せになってほしい、
そう願ってこうのとりのゆりかごにたどり着くお母さんの想いに触れて胸が熱くなりました。
一人でも板橋区の孤独なお母さんに寄り添っていけるよう、学び提案しいきます。
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