1月28日に岩永区議にお誘い頂き、小中学校で情緒学級のある豊島区へ伺いました。
情緒学級は、感情のコントロールや対人関係に課題を抱える子どもたちが安心して学べる特別支援学級です。板橋区には現在なく、東京23区では小中学校ともに11区に設置がされています
学校生活の中でストレスを感じやすかったり、不安になりやすかったりする子どもが、一人ひとりのペースに合わせたサポートを受けながら学習や社会性を身につけていける学級です。
通常級に籍もおきながら、体育や、音楽、図工などを中心に通常級での交流もしながら、自己表現や気持ちの整理の仕方を学ぶことで、自信をつけ、少しずつ集団の中でのびのびと過ごせるようになることを目指しています
板橋区には、特別支援教室(ステップアップ教室)と特別支援学級(知的)の選択肢しかありません。
ステップアップ教室は週1、2回程度しかないので、定着しない場合もあります。
豊島区では、特別支援教室での様子からもう少し手厚く支援を受けた方が課題改善につながると確認したお子さんが情緒学級に通っています。
池袋中、池袋第一小ともに開設2年目の情緒学級です。現在の在籍は小学校・中学校ともに5名です。中学3年生は高校進学を見据えて、通常級で過ごすことを目指しています。
個別に学習できるスペースや、整理整頓がしやすい棚など落ち着いた空間で学ぶ環境が整っていました。
バランスボールを使うと運動がしやすい生徒さんもいるそうで、授業でも活用されています。
また、ボードゲームなども置いてあり、休み時間にリラックスする、工夫もされていました。
板橋区でも各会派の方々が情緒学級の必要性を訴えていますが、中々実現には至っていません。
対象人数は少ないかもしれませんが、その生徒にとって最適な学びの環境の選択肢として整備する必要性を改めて感じました。
お忙しい中ご対応頂きました、先生方、豊島区教育委員会の方々ありがとうございました。
視察に直接は関係ないですが、池袋第一小学校の屋上プールには屋根がついていて、冬は人口芝が敷かれており、遊び場として活用できるそうです!
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