1月17日に日本初のイエナプラン認定校である。大日向小学校・中学校へ視察へ伺いました。
他には2024年に新たに認定された仙台市のろりぽっぷ小学校や公立校では福山市立常石ともに学園があります。
イエナプラン教育は、子どもの個性を尊重し、主体的な学びを大切にする教育方針があります。
大日向での詳細な視察内容については、学校とのお約束で紹介出来ないので一般的なイエナプランの特徴をご紹介します。
イエナプラン教育は、子どもの「生きる力」を育むことを大切にする考え方です。親としても、勉強や成績だけにとらわれない子育てを実現できる魅力があります。
1. 異年齢学級
• 異なる年齢の子どもたちが一緒に学ぶことで、上の子は下の子を助けることでリーダーシップを育み、下の子は上の子から学ぶ姿勢を身につけます。
→「お兄ちゃん・お姉ちゃんのいる家庭のような環境」が学校にも広がるイメージです。
2. 子ども中心の学び
• 一斉授業ではなく、子どもが自分で計画を立てて学習を進める「個別学習」が基本です。教師はそのサポート役になります。
→子どもの「やってみたい」「知りたい」という意欲を引き出します。
3. 生活の場としての学校
• 学校はただ勉強する場所ではなく、食事や休憩、遊びを通じて「生きる力」を育む場とされています。
→家と学校が切り離された場所ではなく、「第二の家」のように感じられる環境です。
4. 教科横断型のテーマ学習
• 科目ごとに分かれるのではなく、テーマに基づいた学習を行います。たとえば「自然」をテーマに、科学やアートなどを横断的に学ぶスタイルです。
→一つのテーマを深掘りするので、学びが生活とつながりやすいです。
5. 共同生活とコミュニケーションの重視
• 授業の一環として「サークルタイム」が設けられ、子どもたちが意見交換や課題解決をする時間が取られます。
→「友だちと意見を出し合い、助け合う力」を自然に育てます。
6. 評価は「点数」ではなく「プロセス」
•成績表ではなく、子どもの成長過程や努力が重視されます。教師や保護者との面談を通じて、子どもの進歩を一緒に振り返ります。
→「結果よりも頑張った過程が評価される」ので親も成績ではなく課程を見守ることが出来ます。
以上のことからも、
子どもの個性が尊重されるため、「自分らしく成長できる」環境が整っています。
見学させて頂いた様子でも、自分という軸をしっかり持ちつつ仲間の話にも耳を傾け思いやる様子が伝わってきました。
板橋区でもどういった形でエッセンスを取り入れられるのか、模索・提案していきたいと思います。
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