2024年12月13日

ゆう杉並の視察に伺いました

昨日は、五十嵐やす子議員にお誘い頂き、民主クラブの皆さまと共に、ゆう杉並の視察に伺いました。

ゆう杉並は杉並区立児童青少年センターです。1997年に設立されて、中高生の第三者の居場所として地域に根ざして運営されています。

開所時間は

・火曜〜土曜 9時〜21時

・日祝 9時〜17時

休館日 月曜

です。

平日は高校生、土日は中学生の方が利用割合が高いそうです。

区の直営と言うことも特徴です。保育士さんが配属されています。

職員の方々の熱意でこんなにも区立施設が魅力的な場所になるのか!と圧倒されました。

施設は、楽器が演奏できるスタジオやバスケやバドミントンバレーができる体育館、ステージやクライミングウォールなどを備えた多様な活動空間を提供しています。

 

ゲーム、料理、工作コーナーもあります。

当時の建設時にも子どもたちの意見を取り入れるために、中高生建設委員会に43名の方の意見を募りながら、設計がされたそうです。

今でも中高生の運営委員会が立候補制で組織され、活動の企画や予算に関わり、自主性を重視した運営が行われていることも特徴です。

職員は学校や福祉機関と連携し、不登校や支援が必要な子どもたちのサポートも行っています。

以前に、子どもの支援をしている方から「若者は支援のにおいから避ける傾向がある」

という話を伺ったことを思い出しました。

職員の方は、ロビーワークを通じ、安心して過ごせる環境を整えながら、話を聞くことに徹しています。

地域交流や多彩な部活動を通じて子どもたちの社会性や自己肯定感の向上にも貢献しています。

中高生にとって、ゆう杉並が大切な居場所になっていて、その居場所をより楽しい場所とするために中高生が主体的に動いている姿勢が随所で感じられました。

板橋区ではi-youth成増とi-youth大原が中高生の居場所として運営をされています。

https://www.city.itabashi.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/055/498/r61209_bu_1.pdf

開所時間は13時から21時までと、午前中の開所がない状況です。

ゆう杉並では、学校に足が向きにくい生徒や定時制の高校に通っている生徒が午前中利用しているそうです。

今回の施設で得た学びを、板橋区でも提案していきたいですし、何よりも現場で働く職員さんの熱意がより良い場の実現に直結すると思うので、現場の声の応援をしていきたいと感じました。

ご対応いただいた杉並区役所の皆さま、視察を設定頂きました五十嵐やす子議員、大変ありがとうざいました。