2024年05月15日

中学校の居場所推進事業の視察へ

板橋区では、教室に足が向きにくい生徒さんが利用できる居場所を各学校に用意しています。
部屋を用意してはいるものの、人の配置が難しいといった課題も聞いています。

今回は、居場所の管理運営をする業者が入ることでより手厚いサポートを行なっている、モデル事業校の視察に伺いました。

板橋区では、3校がモデル事業校になっていて、赤塚第三中、志村第四中に伺いました。

校長先生からご説明を伺い、学校内の居場所を見学しました。

 

居場所では、カードゲームをしたり、少しゆっくり出来るスペースがあったり自分のペースで過ごすことが出来ます。
授業の合間、「ちょっと教室無理ー!」と思った時に、利用する生徒さんもいるそうです。

見学に伺った時には、生徒さん3名、事業者のスタッフさん2名とスクールカウンセラーの方が一緒にゲームを楽しんだり、勉強のサポートをしていました。

 

 

中でも感銘を受けたのは、先生方が
教室に戻すのが目的ではなくて、生徒さんが学びを継続できるように多様な学びを補償する
という志です。

先生がそういった想いを持っていると、生徒さんも安心感があるなと感じました。
とはいえ、想いはあっても、人がいないと実際には成り立たない部分も多いということも伺いました。

また、多様な学びを用意することと、学校を魅力的な場所にすることを一緒に進めないといけないということも再認識しました。
その覚悟を持って日々生徒さんと向き合っている先生方の取り組み、素晴らしいと思いました。

赤塚第三中では、事業者が入っている居場所の他に、学習支援を目的とした部屋を10年前から開設しています。

学校で勤務している人材は限られているので、工夫して運営しているそうです。

このお部屋は、1時間目から6時間目まで毎日利用出来ます。

放課後学習スペースも作っていて、今後バージョンアップ予定とのこと。

校長先生から教職や、心理を学ばれている学生さんの協力も一層頂きたいというお話も伺いました。

議会からサポートできることをしっかり考え今後も取り組んでいきます。

 

今回ご一緒させて頂きました、、品川区の横山ゆかり区議、渋谷区の神薗まちこ区議、中央区の高橋まきこ議員、埼玉県の中川浩県議、沢山の学びをありがとうございました。