2026年08月31日

【一人ひとりに合った「学び」を選べる社会へ】

8月25日、私も所属している「学びの多様化地方議員連盟」の「学びの多様化フォーラム2026」が開催されました!

全国各地から地方議員や教育関係者の皆さんが集まり、これからの「学び」について考える一日。
私は今回、司会を担当させていただきました。

前半では、

文部科学省 初等中等教育局 教育課程課
中村義勝 課長補佐より
「次期学習指導要領改訂について」

戸田市教育委員会
戸ヶ﨑勤 教育長より
「戸田市における『戸田型オルタナティブ・プラン』の実践について」
それぞれ基調講演をいただきました。

 

戸ヶ﨑教育長のお話の中で、特に印象に残ったのが、戸田市教育委員会が大切にしている新しい「3K」です。

教育の世界で言われてきた「経験・勘・気合い」に頼る旧来の「3K」から、
「根拠・検証・科学」へ。

先生方が積み重ねてきた経験はもちろん大切です。
一方で、経験だけに頼るのではなく、教育データやエビデンスも活用しながら、

「この取り組みは本当に子どもたちのためになっているのか」
「必要な子どもに支援が届いているのか」
「どんな効果があり、どこを改善する必要があるのか」

を検証していく。

 

これは、板橋区の教育行政でもとても大切にしていきたい視点だと感じました。

そして、もう一つ改めて感じたのが、「みんなが同じ場所で、同じ方法で学ぶ」ことだけを前提にしない教育の必要性です。

学校に行けるか、行けないかという二択ではなく、一人ひとりの子どもに合った学び方や居場所を、どれだけ用意できるのか。

後半のグループワークでは、
「2030年の教育はどうなっている?」
「今、自分たちの自治体でできることは?」
「そもそも“学び”とは?」
というテーマで、全国各地の議員や関係者の皆さんと意見交換しました。

地域によって取り組みも課題も違うからこそ、「そんな方法もあるんだ!」という発見もたくさんありました。

そして今回は、フォーラムで学ぶだけではなく、地方の現場で見えてきた課題をもとに、学びの多様化地方議員連盟として国への要望書も提出しました。

現在の制度は、まだまだ「学校に通っている子ども」を前提としているものが多く、学校に通っていないことで、給食や昼食、健康診断など、学び以外の部分でも制度の狭間に置かれてしまう子どもたちがいます。

今回、議連として国に求めたのは、

・学校給食を食べていない不登校児童生徒の給食費の取り扱いや、昼食費相当額などの代替的な支援
・フリースクール等に通う家庭への経済的支援
・不登校児童生徒が健康診断を受けられる機会の確保

などです。

新たに大きな制度をつくるというよりも、
「学校に通っている子ども」を前提につくられてきた既存制度によって生じている格差を、どう埋めていくのか。

どこで学んでいても、どこに住んでいても、必要な支援を受けられる環境をつくるためには、
自治体だけでは解決できない課題もあります。だからこそ、地方から国へ声を届けていくことも大切だと思っています。

そして、全国の取り組みを学んで終わりではありません。
「では、板橋区で何ができるのか。」
板橋区でも、校内の居場所やフレンドセンター、あいキッズを活用した居場所など、学びや居場所の選択肢は少しずつ増えてきました。

一方で、まだその子に合った学びや支援につながれていない子どもたちもいます。
学校の中でも、学校の外でも。
子ども自身が、
「ここなら学べる」
「この方法ならやってみたい」

と思える選択肢を増やしていくこと。

そして、取り組みを始めて終わりではなく、「根拠・検証・科学」の視点も持ちながら、本当に子どもたちに届いているのかを検証し、より良いものにしていくこと。

今回得た学びを、板橋区での政策提案に一つひとつつなげていきたいと思います。

ご登壇いただいた皆さま、ご参加いただいた全国の皆さま、そして一緒に企画・準備を進めてきた皆さま、本当にありがとうございました!

子ども一人ひとりが、自分に合った学びと出会える社会へ。
地域から、できることを一つずつ進めていきます。

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