2026年07月05日

【東京YWCAキッズガーデンの土岐さんからお話を伺いました】

 

7月2日、板橋区で30年以上活動を続けるNPO法人「板橋福祉のまちをつくろう会」の勉強会に参加しました。

今回は、幼児期の療育や放課後等デイサービス、保護者支援、きょうだい児支援などに長年携わる東京YWCAキッズガーデンの土岐さんから、「障がいやニーズのある子どもと家庭を支える」をテーマにお話を伺いました。

療育(発達支援)を利用する子どもは年々増えています。

板橋区には、地域の障がい児支援の中核を担う児童発達支援センターが3か所あり、療育だけでなく、地域全体を支える役割も担っています。

今回、特に印象に残ったことが3つありました。

① 計画相談が足りていない現状

障害福祉サービスを利用する際は、本来、相談支援専門員が子どもに合った利用計画を作成する「計画相談」が望ましいとされています。

しかし板橋区では相談支援事業所が不足しており、多くのご家庭が保護者自身で利用計画を作る「セルフプラン」となっています。

複数の療育施設や放課後等デイサービスを利用しているお子さんも多く、子どもの成長を全体的に見ながらコーディネートする役割の重要性を改めて感じました。

② 福祉と教育の情報共有

学校では個別の教育支援計画が作成されていますが、保護者が作成した「障害児支援利用計画(セルフプラン)」が学校へ共有されていないケースも少なくないそうです。

「提出していいものか分からない」という保護者の方も多いとのこと。

福祉と教育が同じ方向を向いて子どもを支えられるよう、情報共有の仕組みや周知を進めていく必要があると感じました。

③ 保育所等訪問支援をもっと活用できるように

保育所等訪問支援は、療育の専門職が学校を訪問し、先生へ具体的な支援方法を助言する制度です。

以前、板橋区にも確認したところ、今後は学校への周知も進めていくとのことでした。

子どもにとって学校で過ごす時間はとても長いからこそ、こうした制度がもっと活用されることを期待しています。

また、東京YWCAキッズガーデンでは「きょうだい児支援」にも力を入れており、障がいのあるお子さんだけでなく、家族全体を支える視点の大切さも学ばせていただきました。

今年度からは5歳児健診も本格的に始まります。

早期に気づき、適切な支援につながり、その後も教育と福祉が切れ目なく連携していくことが、これまで以上に重要になると感じています。

制度があっても、知らなければ利用することはできません。

現場の声を大切にしながら、必要な支援が必要な方へしっかり届く仕組みづくりを目指し、健康福祉委員会でも提案を続けていきます。

土岐さん、そして「つくろう会」の皆さま、貴重な学びの機会をありがとうございました✨

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