先日、区議会で総括質問を行い、
大山クロスポイント再開発を事例に、再開発における賑わいづくりと駐輪計画について質問しました。

大山駅周辺では、ワークショップなどを通じて街の声を反映する取り組みが進み、人の流れや新たなつながりが生まれていることは、賑わい創出の成果として評価しています。
一方で、大山クロスポイント再開発には
約65億5,130万円の公費(市街地再開発補助金)が投入されています。
これだけの規模の事業だからこそ、
賑わいを「つくる」だけでなく、
「その賑わいを生活者が受け止められる設計になっているのか」
という視点が重要だと考え、質問しました。
🔵大山の現状 自転車利用の実態
私は大山近隣に住んでおり、日常的にハッピーロード商店街を利用しています。
ハッピーロードでは13時〜21時は自転車通行が禁止されています。
しかし実際には、
・商店街の近くまで自転車で来る
・商店街の中では自転車を押して移動
・目的の店舗の前に自転車を置く
という利用行動が多く見られます。

これは単なるマナーの問題ではなく、
止めやすい場所に駐輪場がないという構造の問題
ではないかと考えています。
🔵クロスポイントの駐輪場は使われているのか
大山クロスポイントでは
商業床約4,000㎡に対して、5か所の駐輪場が整備されています。

しかし実際の配置を見ると
・二段式駐輪場
・2階配置
・地下1階配置
が中心となっていますが利用率は非常に低くなっています。


特に問題だと感じているのは、
ATM、スーパー、医療機関など短時間利用施設の前に
近接した駐輪スペースが少ないことです。
また、
・電動アシスト付き子ども乗せ自転車は二段式が使いづらい
・2階や地下はエレベーター利用が前提
となっています。
その結果、
・駐輪場はあまり使われない
・店舗前への駐輪が常態化
・「駐輪禁止」の表示が並ぶ
という状況になっています。


🔵問題は「台数」ではなく「使われ方」
再開発では、附置義務(必要な駐輪台数の確保)が定められています。
クロスポイントも台数としては基準を満たしています。
しかし、
台数を満たすことと、実際に使われることは別の問題です。
実際には、
・2階配置中心で利用が進まない
・店舗前駐輪が続く
という状況になっています。
私は、義務を満たしているかだけでなく、
生活者が実際に使う動線を前提に設計されていたのかという点を区に問いかけました。
🔵今後の再開発に活かすべきこと
今後、板橋区では
・大山ピッコロ・スクエア
・上板橋
・板橋駅西口
など、再開発が続きます。
だからこそ、
今回の経験を今後の再開発に活かすことが重要だと考えています。
再開発は、建物を新しくするだけの事業ではありません。
その街がどのように使われるのか
生活者がどのように移動するのか
まで想定して計画する必要があります。
🔵生活者こそが賑わいの土台
私は取り締まりの強化を求めているわけではありません。
必要なのは、生活者の動線に根ざした設計です。
賑わいは、外から来る一時的な人の流れだけで生まれるものではありません。
日常的に商店街を利用し、支えている生活者こそがその土台です。
再開発は、区民の未来への投資です。
だからこそ、「なぜこうなったのか」
と後から疑問が残るようなまちづくりではなく、
生活者目線のまちづくりを進めていくことが重要だと考えています。
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