2月2日、同じ会派の井上温子さんと一緒に
板橋区の特別支援教室(STEP UP教室)の拠点校である緑小学校を視察しました。

板橋区のSTEP UP教室は、
「拠点校」に専門の先生が配置され、周辺校へ巡回指導を行う仕組みです。
小学校では現在、13の拠点校があります。
緑小では(拠点校+巡回校あわせて)
✔ 約50名が利用(定数を上回る状況)
✔ 4名の巡回指導教諭が4校を担当
✔ 週1〜2回・1〜2時間の少人数指導
在籍する通常学級で「頑張る力」を育てることを目的に支援が行われています。
🔵 STEP UP教室の大切な役割
STEP UP教室の先生は、
教室で指導するだけではありません。
✔ 通常級の授業の様子を見に行く
✔ 担任の先生へ具体的なアドバイスを行う
✔ 個別の支援計画を一緒に考える
✔ クラスでの関わり方を橋渡しする
つまり、
子ども本人だけでなく、クラス全体や担任の先生も支えている存在です。
通級の1〜2時間だけでなく、
在籍学級で安心して過ごせるようにすることが目的なのです。
🔵 どんな子どもが通っている?
・集団の中で不安が強い
・落ち着きにくい
・人との関わりが難しい
・教室に入りづらい時期がある
など、学校生活の中で困り感がある子どもたちです。
※LDが主な理由で通っているケースは多くなく、
発達特性や情緒面の課題が中心とのことでした。
🔵 現場のリアル
・利用希望は増加傾向
・「毎日来てほしい」と言われるほどニーズが高い
・しかし支援できる人数には上限がある
4月1日時点で教員配置が決まり、
1年間で見られる人数もほぼ決まっています。
延長して通う子どもも半数ほど。
常にギリギリで回している印象でした。
さらに先生方は、
・行動観察
・通常級の様子確認
・担任への助言
・個別支援計画の作成
・保護者面談(1時間以上かかることも)
と非常に丁寧な支援を行っています。
その分、
子どもを見る時間も、学校全体を支える時間も必要で、
業務量は非常に大きいという声もありました。
🔵 支援は3段階
レベル1:通常授業の中での工夫
レベル2:人的支援(学力向上専門員・生活支援員など)
レベル3:特別支援教室(STEP UP教室)
本来は、
レベル1とレベル2がしっかり機能することで、
レベル3が必要以上に逼迫しない仕組みです。
しかし現場からは、
レベル2の人的支援が足りていない
という声も多く聞かれています。
だからこそ私は、
レベル2の充実こそが鍵だと感じました。
通常学級の中で早めに支えられれば、
STEP UP教室に集中する負担も軽減できます。
レベル2の体制強化を、今後さらに求めていきたいと思います。
STEP UP教室は、
特別な子のための場所ではなく、
困り感がある子どもが自信を取り戻すための場所。
そして同時に、
学校全体を支える仕組みでもあります。
✔ 人員体制の強化
✔ レベル2支援の充実
✔ 学校間の格差の是正
✔ 早期支援の仕組みづくり
これからも現場の声を大切に、改善を求めていきます。
気になることや経験談があれば、ぜひ教えてください。
ご対応いただいた先生方、
視察を調整いただいた井上さん、ありがとうございました。
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